学部・学科紹介-総合人間学部-
学部・学科紹介-総合人間学部-
学部・学科紹介
ここでは京大の学部・学科を学生視点から紹介しています。
京都大学にはどのような学部・学科があるのでしょうか。
これを読んで、学部・学科を決める手助けとしてください。
総合人間学部
総合人間学部
ペンネーム:おーたむ
こんな人におススメ!
総合人間学部は、大学でまだ何をするか決めきれていない、あるいは学びたい分野が複数ある人におすすめです。理系入試で入学して文系分野を専攻にする人や、またその逆で、高校時代は文系で、理系分野を専攻する人もいます。高校までの授業で自分の得意なこと、やりたいことが分からない人、大学の授業を受けてから専攻を決めたい!と思っている人は総合人間学部へ!
何を学ぶところ?
1回生では、それぞれの講座の入門科目を学び、主専攻の講座を検討します。講座とは、「人間・社会・思想」、「芸術文化」、「認知・行動・健康科学」、「言語科学」、「東アジア文明」、「共生世界」、「文化・地域環境」、「物質科学」、「地球・生命環境」、「数理・情報科学」の10つあります。この中から主専攻1つ副専攻1つをそれぞれ選択します。専門分野が決まっている人でも、副専攻を決定する際に役立つので、ぜひ入門科目を履修しましょう。(卒業単位としても必要です)また、外国語単位が24単位必要なので、1回生は外国語の授業が多いことも特徴です。総合人間学部は学部全員が受講する必修科目などが無いため、外国語の授業で仲良くなることもしばしば。2回生に進級する時に、主専攻とする講座を決定します。2回生の間は主専攻となる授業を受けながら、副専攻の講座も検討し始めます。副専攻の決定は3回生の夏と遅いですが、履修要件が比較的厳しいため、計画を立てて副専攻の単位を取る必要があります。3回生の後期からは研究室配属され、本格的に卒業研究が始まります。
志望したきっかけ
私は総合人間学部で災害について学びたいと思い、この学部を受験しました。災害研究なら理学部や工学部の方がいいのでは?と思う方もいるでしょう。一般的な災害研究であれば、総合人間学部以外の理系学部で学ぶことはできます。しかし、私は古文書などを用いて過去の災害を現在の防災に活かす研究に興味を持っていました。「古文書を読む」という文学部的な部分と、「自然災害について学ぶ」という理学部的な部分の両面を勉強できるのは総合人間学部しかない!と思い、この学部を志望しました。
わたしと総合人間学部
私は現在、自然科学系(新課程でいう「地球・生命環境」)を主専攻にしており、地球科学について学んでいます。「地球流体力学」や「物理気候学」などの理学部の授業も履修して専門的な知識を得ると同時に、地震記録が記されている古文書を翻刻する研究会にも参加しています。課題演習などの授業では、決められた実験をするのではなく、自分で研究テーマを決め、先生にご協力いただきながら研究をすすめることができます。
総合人間学部で、友人や同級生と興味のある分野が一致することはほとんどありません。少し寂しいと感じることもありますが、先生も学生も、それぞれの学生が興味のある分野を尊重してくれる雰囲気があるので、とても居心地が良いです。