学部・学科紹介-医学部-

学部・学科紹介-医学部-

学部・学科紹介

ここでは京大の学部・学科を学生視点から紹介しています。
京都大学にはどのような学部・学科があるのでしょうか。
これを読んで、学部・学科を決める手助けとしてください。

医学部

医学部医学科

 こんな人にオススメ!

  • 人の健康を守りたいという熱意を抱いている人。
  • 最先端の医学研究に対して興味を持っている人。
  • 勤勉で真面目で、責任感に溢れている人。

 何を学ぶところ?

医師として人々の健康を守るために必要な知識や、最先端の医療技術について学ぶところです。
1・2回生では、人文科学や語学などの一般教養を身に付けながら、医学に関する知識を少しずつ学んでいきます。一般教養で受ける授業の大半は自分で自由に選ぶことができるので、医学以外にも勉強したい学問があるならば、その学問を学ぶことができます。3・4回生では本格的に医学の専門の授業が始まり、毎日朝から夕方まで授業を受けながら、基礎医学、臨床医学について勉強します。この期間の勉強が6年間で一番ハードで量が多いのですが、逆に、医学について学びたいだけ学べる非常に充実した期間だと言うこともできます。そして5・6回生では、実際に病院で患者さんを診るポリクリを通して、4回生までに学んだ医学の知識を実戦で活用するための訓練を受けます。
ここまで述べたのは全員が受ける授業についてなのですが、京都大学では、大学の研究室が学生を非常に積極的に受け入れています。将来医学研究の道に進みたいと思っていたり、そこまでではなくても、医学の中でも特に興味のある分野があって課外学習がしたいと思っているなら、医学の知識が全くない1回生からでも研究室に入り、大学院生や先生方の研究のお手伝いや見学ができます。これは他の大学の医学部にはあまり見られない特徴で、実際に、研究室に通っている学生はたくさんいます。

志望したきっかけ

私の母親は看護師でして、そのため私は小さい頃から医療現場についての話を聞かされながら育ってきて、いつしか医療というものに興味を持つようになりました。そして数ある医療従事職の中でも最も責任が伴い、最も激務を強いられはするものの、最も患者さんを直接救うことができる医師に憧れを抱くようになりました。そうやって興味を持つようになった医学を少し勉強してみるうちに、これほど謎に包まれた学問は他にない、もっと医学について知って新しいことを発見してみたいと考えるようになり、医師になる勉強をしながら医学研究にも早期から手を出せる京都大学の医学部を目指すようになりました。

わたしと医学部医学科

私は現在、2回生を終えようとしていて、いよいよ医学の勉強が本格的に始まる3回生に突入しようとしています。徐々に専門の授業が増え、一週間当たりの授業数はもちろんのこと、実習などの数も増えてきました。しかし、受精卵というたった一つの細胞から人体が発生する仕組みを学ぶ人体発生学、体内で起こる様々な反応をその機能の側面から化学的、物理的に理解する生理学など、「医学を勉強している!」ということを身をもって実感できる授業が増え、最近は勉強することが楽しくて楽しくて仕方ありません!
これらの専門的な勉強は特に面白いものではありますが、だからといって一般教養の授業が楽しくなかったわけではありません。私は医学だけでなく哲学にも興味があり、大学に入ったら勉強しようと高校の頃に決めていたのですが、予想していたよりもかなりレベルの高い授業を2年間にわたって受けることができ、一通り満足がいくまで哲学を学習することができました。
京都大学は、「自由な学風」と謳われるように、勉強する意欲さえあればいくらでも、どんな分野の勉強でもする環境が整っている素晴らしい大学です。その中でも、医学部という学部で昔から夢見ていた医師になるための勉強ができて、私は今とても幸せです。

医学部人間健康科学科

プロフィール:りぼんちゃん 新3回生 大分県出身

こんな人におススメ!

  • 医療に興味がある人。
  • 人の気持ちを思いやることができる人。
  • 将来、誰かのために役に立ちたい、研究をしたいという人。

何を学ぶところ?

人間健康科学科には、「看護学」「検査技術科学」「理学療法学」「作業療法学」の4つの専攻があり、どの専攻においても医療知識を幅広く学ぶカリキュラムが組まれています。入学後は基礎知識を全専攻共通で学ぶのですが、回生が上がるにつれてそれぞれの専攻での専門科目が増え、病院などでの実習も行うようになります。
他の学部学科とは違って、国家試験合格に向けたカリキュラムとなっていることも大きな特徴です。講義では最先端の医療に触れられること、意識の高い仲間と切磋琢磨しながら学べること、数多くある選択肢のなかから自分のやりたいことにむかって自由に学ぶことができる環境があることは京都大学ならではの魅力だと思います。
今、医療はさまざまな社会の変化に合わせて大きく変遷してきており、この学科で学んだ専門知識は、医療、保健、福祉といった分野だけでなく、社会のいろいろな場で必要とされます。また、自分に身近なテーマから、将来の医療と言った大きなテーマまで、様々な視点から医療を取り巻く社会を学ぶことのできる学科となっています。

志望したきっかけ

中学校のときから漠然と医療従事者になりたいという思いがあり、医師や看護師、薬剤師など、いろんな選択肢がある中で、「看護」という道を選択した理由は、患者さんの気持ちに寄り添えるような医療従事者になりたいと思ったからです。患者さんとその家族は、苦痛や不安からさまざまなケアを必要とします。そういった人たちに、正しい知識で適切なケアを行うことができるようになるために、看護学をはじめとした多くの知識を総合的に学びたいと思い、人間健康科学科の看護学専攻に決めました。

わたしと医学部人間健康科学科

大学に入って看護を深く学ぶようになり、それまでの考え方が大きく変わりました。看護では、知識や技術をただ身につければよいというのではなく、その知識・技術をどのようにケアにつなげていくかを自分で考えなければなりません。そして、常にケアの対象者が中心でなければなりません。わたしは高校までは、とにかく勉強して知識を身につけることばかりに時間を費やしてきたので、自分で考えて応用していくということに全く慣れておらず、大学では、自分に足りないもの・必要なものを実感することができました。また、講義などでは、いろんな分野の最先端で働いている医療従事者の方の話を聞くことができ、狭かった自分の視野が、少しずついろんな角度から広がっていっているのを感じます。高齢化が進み後期高齢者の数が年々増え、がんになる人が2人に1人という時代になり、病院にとどまらず、看護の活躍の場はこれからどんどん増加してきます。患者さんの気持ちに寄り添える医療従事者になりたいという初心を忘れずに、大学で学ぶことのできる多くのことを自分の経験として身につけ、社会の変化に対応できる人として医療に携わっていきたいです。

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