学部・学科紹介-医学部-
学部・学科紹介-医学部-
学部・学科紹介
ここでは京大の学部・学科を学生視点から紹介しています。
京都大学にはどのような学部・学科があるのでしょうか。
これを読んで、学部・学科を決める手助けとしてください。
医学部
医学部医学科
ペンネーム:れおれお
こんな人にオススメ!
- 人の健康を守りたいという熱意を抱いている人。
- 最先端の医学研究に対して興味を持っている人。
- 勤勉で真面目で、責任感に溢れている人。
何を学ぶところ?
医師として人々の健康を守るために必要な知識や、最先端の医療技術について学ぶところです。1回生では、全学共通科目といって基礎的な数学や文系科目を受講しつつ細胞生物学といった基礎的な分野を学びます。2〜4回生では本格的に医学の専門の授業が始まり、毎日朝から夕方まで授業を受けながら、基礎医学、臨床医学について勉強します。そして5・6回生では、実際に病院で患者さんを診るポリクリを通して、4回生までに学んだ医学の知識を実戦で活用するための訓練を受けます。医学科の研究室は学生の受け入れにとても前向きで、1回生から研究室に通えるMD研究者育成プログラムがあり、学生のうちに論文を出したり学会に出席したりできます。自分も去年日本神経学会に成果を報告しました。また、4回生にはマイコースという制度があり、研究活動に3〜4ヶ月全員が参加する期間もあり、海外の大学に留学もできます。
志望したきっかけ
何某オリンピックのような大会には出ていなかったものの何かを調査するということは好きでした。中学2年生のとき夏休みの自由研究で丸山公園の水質調査を毎日欠かさず行っていたとき、地道に何かを調べるのも悪くはないかなと思えるようになりました。母親が元々研究職だったため資格をというセーフティーネットをとれば安全に研究できると思い医学部を志望しました。また当時、他大の医学部にいた現在医者である姉の後ろ姿がかっこよかったです。
わたしと医学部医学科
私は現在、基礎科目を終えて、いよいよ臨床の勉強が本格的に始まる4回生に突入しています。実習がほとんどなく座学が多い厳しい局面に差し掛かっています。しかし、これらの専門的な勉強は特に面白いものではありますが、だからといって一般教養の授業が楽しくなかったわけではありません。私は医学だけでなく政治学に興味があり、国際政治学の授業を受けたりアメリカの1930年代の外交政策を学んだりしました。京都大学は、「自由な学風」と謳われるように、勉強する意欲さえあればいくらでも、どんな分野の勉強でもする環境が整っている素晴らしい大学です。サークルの種類の多さも自由な学風も反映しているとも思います。医療系学部だけのサークルもありますが、全学のサークルに属している方もいます。私はスプラトゥーンサークルと医学部ESSに所属しており楽しく生活しています。
医学部人間健康科学科
ペンネーム:りぼんちゃん
こんな人におススメ!
- 医療に興味がある人。
- 人の気持ちを思いやることができる人。
- 将来、誰かのために役に立ちたい、研究をしたいという人。
何を学ぶところ?
人間健康科学科には、「看護学」「検査技術科学」「理学療法学」「作業療法学」の4つの専攻があり、どの専攻においても医療知識を幅広く学ぶカリキュラムが組まれています。入学後は基礎知識を全専攻共通で学ぶのですが、回生が上がるにつれてそれぞれの専攻での専門科目が増え、病院などでの実習も行うようになります。
他の学部学科とは違って、国家試験合格に向けたカリキュラムとなっていることも大きな特徴です。講義では最先端の医療に触れられること、意識の高い仲間と切磋琢磨しながら学べること、数多くある選択肢のなかから自分のやりたいことにむかって自由に学ぶことができる環境があることは京都大学ならではの魅力だと思います。
今、医療はさまざまな社会の変化に合わせて大きく変遷してきており、この学科で学んだ専門知識は、医療、保健、福祉といった分野だけでなく、社会のいろいろな場で必要とされます。また、自分に身近なテーマから、将来の医療と言った大きなテーマまで、様々な視点から医療を取り巻く社会を学ぶことのできる学科となっています。
志望したきっかけ
中学校のときから漠然と医療従事者になりたいという思いがあり、医師や看護師、薬剤師など、いろんな選択肢がある中で、「看護」という道を選択した理由は、患者さんの気持ちに寄り添えるような医療従事者になりたいと思ったからです。患者さんとその家族は、苦痛や不安からさまざまなケアを必要とします。そういった人たちに、正しい知識で適切なケアを行うことができるようになるために、看護学をはじめとした多くの知識を総合的に学びたいと思い、人間健康科学科の看護学専攻に決めました。
わたしと医学部人間健康科学科
大学に入って看護を深く学ぶようになり、それまでの考え方が大きく変わりました。看護では、知識や技術をただ身につければよいというのではなく、その知識・技術をどのようにケアにつなげていくかを自分で考えなければなりません。そして、常にケアの対象者が中心でなければなりません。わたしは高校までは、とにかく勉強して知識を身につけることばかりに時間を費やしてきたので、自分で考えて応用していくということに全く慣れておらず、大学では、自分に足りないもの・必要なものを実感することができました。また、講義などでは、いろんな分野の最先端で働いている医療従事者の方の話を聞くことができ、狭かった自分の視野が、少しずついろんな角度から広がっていっているのを感じます。高齢化が進み後期高齢者の数が年々増え、がんになる人が2人に1人という時代になり、病院にとどまらず、看護の活躍の場はこれからどんどん増加してきます。患者さんの気持ちに寄り添える医療従事者になりたいという初心を忘れずに、大学で学ぶことのできる多くのことを自分の経験として身につけ、社会の変化に対応できる人として医療に携わっていきたいです。