学部・学科紹介-経済学部-
学部・学科紹介-経済学部-
学部・学科紹介
ここでは京大の学部・学科を学生視点から紹介しています。
京都大学にはどのような学部・学科があるのでしょうか。
これを読んで、学部・学科を決める手助けとしてください。
経済学部
経済学部
ペンネーム:おもりんご
こんな人におススメ!
- ・経済や経営など、お金や人の動きに興味がある人
- ・文系だが数学が好きな人
- ・理系だが文系分野を学びたい人
- ・社会科学に幅広く興味がある人
- ・実践的なデータ分析を学びたい人
- ・休学せずに長期間の留学などしたい人
何を学ぶところ?
経済学部は自由の校風を掲げる京大において、最も自由で多様性に富んだ学部の1つだと思います。他の学部に比べると、自分の時間が多くとれるため、大学の授業に関する勉強はもちろん、サークルやバイト、資格の勉強など自分のやりたいことに打ち込めます。また、休学せずに長期間の留学やインターンに行くことも難しくありません。経済学部の講義は経済学だけでなく、経営学や金融、会計学など幅広い分野にわたります。また、法学部の講義の一部を履修することができるため、法学・政治学も学ぶことができます。このように、学べる分野が多岐にわたるため、様々な分野に興味を持つ様々な学生が集まります。こういった学生との交流を通して自らの視野を広げられることは、経済学部の魅力の1つです。一方で、京大経済学部では必修科目がいくつかの科目の中から選択できるため、自分の興味のある分野に特化して勉強することもできます。また、ゼミと呼ばれる少人数授業では、自分の学びたい分野についてより深く学ぶことができます。優秀な教授からの指導を受けられるだけでなく、時には教授を交えて議論を行うこともあります。京大経済学部はこういった対話型の授業を重視しており、このような授業を通して学生は主体的に学ぶことができます。勉強しなくてもいいという意味で「パラダイス経済」と呼ぶ人もいますが、勉強やそれ以外でも多くの選択肢がある中から自分が打ち込みたいことに、全力で取り組むことができるという意味でも「パラダイス経済」だと言えるでしょう。
志望したきっかけ
私は、出身高校で行われる先輩の講演会で京大教育学部に理系で入学した先輩の話を聞き、元々教育学に興味があったため、初めは教育学部を志望していました。しかし、京大のことを調べていくにつれて、経済学部にも理系向けの入試があるということを知り、経済学にも興味があったため、高校2年生の春から経済学部を志望しました。また、京大経済学部には、通常6年間かかる学士過程と修士課程を合わせて5年で卒業することができる制度があり、私は院進も検討していたのでそこも決め手になりました。
わたしと経済学部
私が経済学部に入ってみてよかった点は、1回生の前期と後期を通して経済学部で学ぶことができるほぼすべての分野の入門授業を受けることができたことです。他の学科と比べても、早い段階で専門分野を知ることができ、必修も選択できるので学部の段階で自分のやりたい分野の勉強を深めることができました。また、興味があまりない分野の授業を受けることを通して、見識を広げたことが自分の学びたい分野の勉強に生きました。
現在、私は国際経済学のゼミに所属していて、貿易がどのように発生するのか、貿易は国や国民にどのような利益があるのかといった国際貿易に関する様々なことを学んでいます。国際経済学は、経済学の中でもミクロ経済学やマクロ経済学を用いて現実社会の一部に注目した分析をする応用経済学の分野の一つで、貿易について考えたモデルが、現実社会のデータとどれだけ適合しているのかを通して、そのモデルが現実を正しく説明できているのかを考える分野です。国際貿易は、技術革新によってグローバルになっていく現代社会においてより重要になっています。国際経済学の勉強をしていると、直感に反するような理論や現実のデータを見ることができて、難しいですがとても興味深いです。