学部・学科紹介-文学部-

学部・学科紹介-文学部-

学部・学科紹介

ここでは京大の学部・学科を学生視点から紹介しています。
京都大学にはどのような学部・学科があるのでしょうか。
これを読んで、学部・学科を決める手助けとしてください。

文学部

文学部

プロフィール:かわうそ 3回生 栃木県出身

こんな人におススメ!

  • ・知的好奇心が強い人
  • ・考えるのが好きな人
  • ・人と話すのが好きな人
  • ・幅広く教養を付けたい人

何を学ぶところ?

文学部では基本的に1年目は教養科目を学び、2年目で6つの系に分かれて専門分野の基礎を学びます。これは他学部でいう学科のようなものですが、それほど専門分野にとらわれずに他分野に横断して学べます。3年目で32の専修に分かれて自らが専門とする分野をより深く学んでいき、そして4年目で卒論執筆となります。
文学部は「本ばかり読んでいる」などのイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。文学部は簡単に言えば「人間の知の営みに迫る」学部なのです。文学、歴史学、哲学などのいわゆる「ザ・文学部」の学問から、心理学、情報学、史料学など、一見すると「文学部らしからぬ」学問まで扱えます。他学部とくらべると学ぶ内容が抽象的に思えるかもしれませんが、それは同時に様々な分野を広く学べるという強みでもあるのです。
また、「あそぶんがくぶ(「遊ぶ」+「文学部」)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは上述のように文学部は扱う学問の範囲が広く、自分の好きなことを研究できるため、まるで趣味をしているように見えることが由来です。もしもあなたが好きなもの、究めたいものがあるなら、きっとそれを研究に変えることができるでしょう。「あそぶんがくぶ」であると同時に「まなぶんがくぶ」でもあるのです。

志望したきっかけ

小学校の頃からずっと文学、歴史や哲学が好きで、「勉強」というより「趣味」として文学書や哲学書を読んできました。そして大学受験に際し、これらをもっと知りたい、もっとやりたいと思い、また「好き」を究めたいと考えたので文学部を志望しました。また、「狭く深く」より「広く浅く」ものごとを知りたいと思っていたので、他学部と比べて学べる学問の範囲が広く自由度が高い文学部に魅力を感じたのも志望理由のひとつです。

わたしと文学部

上記で文学部は「あそぶんがくぶ」であり「まなぶんがくぶ」であると書きましたが、実際に文学部に入学してみるとまさにそのとおりでした。高校の頃は漢文学を学びたくて文学部志望を決定しましたが、様々な授業を受け、自身で学んでいくうちに社会学や心理学、さらには倫理学などさまざまな分野に興味をもちました。「広く浅く」以上の、「広く深い」学びを与えてくれる文学部を選んでよかったと実感しています。これらはまさに「趣味」のように楽しく、遊んでいるような感覚で毎日学んでいます。私は歴史基礎文化学系の東洋史学専修に所属しているので、最終的には古代中国を研究対象にしようと考えています。
文学部は他学部と比べて履修の自由度が高いです。「自由」であるということは、同時に主体性が求められ、自分から動かなければ何も得られないという「不自由」が伴います。あなたに学びたいことがなければ、空虚な4年間を送ることになるかもしれません。もしもまだ学びたいことが見つかっていないのならば、文学部に入ってから貪欲に様々な分野を学んで好きなものを見つけ、もう学びたいことが見つかっている人はさらに可能性を広げるために学問を続けることが必要だと感じました。
「自由」という名の「不自由」。その板挟みを存分に愉しんでください。

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