京大受験☆応援コラム

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受験生向けコラム#7 特色入試 について


皆さんこんにちは!京大生協受験生サポート事務局です!


今回の京大受験☆応援コラムは「ラー油」「おーたむ」の2人がお送りします。テーマは「特色入試について」です!

大学の数学が楽しくてたまらないラー油【薬学部/1回生/現役】です。

今回このコラムで私が個人的に伝えたいことは「特色入試に興味のある人は是非とも京都大学特色入試学生募集要項を読んでください!」ということです。京大のホームページには特色入試についての資料などが掲載されているはずです。そして、そこには学部ごとのアドミッションポリシーなどが掲載されているはずです。これを是非とも読んでほしいです。京大の特色入試は「特色入試」と一括りにこそされていますが、実際は各学部学科の特色入試ごとに試験内容などが大きく異なります。ある学部は書類審査と共通テストの結果だけで合否が決まるかと思えば、別の学部では面接があったり激ムズ数学試験があったり、試験内容は千差万別です。しかし、それらのテストは全て、「アドミッションポリシーにかなう学生を探す」ために行われるはずです(私はそう信じています)。だから、特色入試の試験では自分の志望学部・学科のアドミッションポリシーなどを理解すること、「自分がいかにアドミッションポリシーに沿った人物であるか」を伝えることが大事です。これは何も特色入試の対策のためだけに有用なのではありません。特色入試を受けないとしても、自分が受けようと思っている学部・学科のアドミッションポリシーなどを理解しておくことは進路設計の上でも大事ですし、モチベーションの向上にも繋がります。だから、特色入試に少しでも興味を持った人は一度「京都大学特色入試学生募集要項」を読んでみてください!


ふぉーるに改名するか迷っています、「おーたむ」【浪人・総合人間学部・3回】です。

京大特色入試合格者と聞けば、「○○オリンピック 入賞」や「○○全国大会 出場」のような垂れ幕を母校に掲げることができた人を想像するかもしれません。しかし、私はそのような輝かしい経歴は一切持っていません。顕著な活動歴を持たない人も特色入試に合格できる可能性は十分にあります。特色入試とは無縁だと考えている方も多いと思いますが、この文章を読んで特色入試をより身近に感じてもらえたら嬉しいです。

●学びの設計書について

自分が大学で学びたいことは、その学部(学科)でしか学べないということをアピールするのが重要だと思います。学びの設計書はどれだけ熱意を学部に伝えられるかの勝負だと思います。そのために、学部(学科)の特色を理解した上で書く必要があります。学部(学科)の特色性を知るには、学部ホームページやアドミッションポリシーなどをみるのがおすすめです。私は総合人間学部でどのような研究が行われているかなども調べました。

参考までに、私がどのようなことを書いたのかを大まかに紹介します。私は高校生の頃から気象学に興味があったので、それをテーマに話を展開しました。まず、高校では探究活動で気象観測機器について調べていたこと、最終的に思ったような成果が得られなかったことも正直に書きました。大学で学びたいことは単に気象学と書くと、「理学部でよいのでは?」と思われそうだったので、気象学の知識を防災に役立てるためには、避難心理や情報伝達などの気象学以外の分野も学ぶ必要があることを主張しました。総合人間学部は面接がなかったので、学びの設計書に志望した熱意などを全面的にアピールしました。

●筆記試験について

各学部学科で全く異なるので、総合人間学部に特定して説明します。入試方法は文系問題、理系問題にわかれていました。全員がどちらの問題も解きます。それぞれ100点の200点満点で、6割ほど取れると合格する、という印象です。

まず、文系問題は120分で課題文の要約800字、課題文をふまえたテーマの小論文1600字の2問でした。課題文のテーマは音楽、身体技法、人工知能など毎年さまざまです。(総合人間学部ですから…)文系問題の一番の難しい点は時間制限だと思います。課題文の要点を短い時間でまとめ、文章にしなければなりません。また、1600字の小論文のテーマは素早い発想力が必要になります。私は、時間内で書ききるために、1600字の小論文は、書く内容構成を予め決めずに、書きながら頭の中に浮かんだことをそのまま文章にしていきました。自分の頭の中に浮かび上がってきたものは取捨選択せずにそのまま書きつなぐのも一つの方法だと思います。特色入試を受験する人は過去問を数年分解いて、時間内に書き切る練習をしましょう。

次に、理系問題は150分間で数学2題、理科2題の4題構成です。数学は数Ⅲも含むため、文系の人には厳しく感じられるかもしれませんが、私は理系にもかかわらず数学2題がほぼ解けずに合格したので、合格の可能性は十分あると思います。理科2題は物化生地すべてが出題範囲です。私が受験したときは、宇宙や火星移住について、また視覚情報について出題されました。私は物理、化学選択だったので、問題を読んで絶望的な気分になりましたが、高校の総合学習の時間に得た知識などを基に、自分なりの考えを書きました。特色入試では学校で習ったことがそのまま出されることはほぼありません。自分のこれまでの知識、経験を総動員して解答用紙に自分の考えをアピールしてください。また、過去問が解けなくても落ち込む必要はないと思います。私もあまり解けていなかった記憶があります。

●最後に

特色入試はひとりでは受験できません。私は学校の先生に提出書類を作成していただいたり、過去問の添削をお願いしたりと多くの面でお世話になりました。周囲の人の協力が不可欠です。また、特色入試は、一般入試の勉強時間を削って準備をする必要があるのでリスクもあります。しかし、私のように、特色性がなさそうな人間も合格していることも事実です。だから、特色入試という選択肢を最初から除外するのではなく、一度、過去問や入試情報に目を通してみて欲しいと思います。皆さんが少しでも特色入試に興味をもつきっかけとなれば幸いです。





今回のコラムはここまで!

特色入試についてもっと知りたいという人は、ぜひ募集要項や合格体験記を読んでみてくださいね!



さて、次回の配信は10月4日で内容は「京大模試の受け方・活用法」です。お楽しみに!
次回からは毎週金曜日に更新です!

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