京大受験☆応援コラム
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受験生向けコラム#14 苦手科目のアプローチ について
皆さんこんにちは!京大生協受験生サポート事務局です!
今回の京大受験☆応援コラムは「ゆうづる」「Rai」「ヒノ」の3人がお送りします。テーマは「苦手科目のアプローチ」です!
京都の紅葉は美しく、目の保養の効用を感じられ高揚しているゆうづる【法学部1回生現役】です。
文系である私の苦手科目は何といっても数学でした。中学1年生のとき数学につまずき、それ以来数学には大きな苦手意識を持っていました。高校数学にはより高度な計算や知識が求められるので、苦手意識はより高まりました。ところが、京大文系二次試験の数学はかなり難しいもので、これを克服する必要に迫られました。
苦手科目の克服には2つの方法があると思います。1つは、苦手科目を徹底的に学習するというものです。均等な学習が必要な高3では難しいと思いますが、高1・2では苦手科目に7割の時間を割く勢いで学習するのがよいと思います。7割は少し偏りすぎではと思われるかもしれませんが、目標よりも実際の割合は少なくなるものですから、多く時間を割こうとの意識が重要です。学校の先生方と相談して目標を設定し、どの時期までにどこまで到達できればよいか明確にしてもよいかもしれません。
もう1つは、苦手科目は半分くらいできればよいと妥協し、得意科目を徹底的に伸ばすというものです。こちらは得意科目の配点が高い学部を志望する方におすすめです。得意科目ですから、その科目に対して良い感情を抱いているはずです。そういった科目であれば時間をかけて取り組むことができるでしょう。こうして伸ばした科目は受験では相当な武器となるに違いありません。ただ、苦手科目があまりにできないと得意科目で点数の補完が難しくなりますから気をつけましょう。
私の苦手科目へのアプローチでは、前者の方法をとろうとしたものの中途半端となってしまいました。受験生のみなさんには、はっきりとした学習計画を立て、満足な結果が出せるよう頑張ってほしいです。
毎朝家から出る前に「もう帰りたい」と思ってしまうほど怠惰なRai【理学部/1回生/浪人】です。
今回は苦手科目へのアプローチについて話していきたいと思います。僕の場合は現役時に物理が苦手で入試本番で2割ほどだったのですが、浪人期に勉強の仕方を自分なりに工夫して、2度目の2次試験では7割5分ほどでした。現役時は予備校で名高い物理講師に教わっていたのですが、教わったことを自分の中で消化することもなく、ただ有名講師に教わっている自分に酔って1人で気持ちよくなっていたのだと思います。必死に板書をとってその内容を理解した気になっても、何も見ずに自力で理論を構築できる、問題が解けるようにならなければ意味がありません。入試本番で試験問題と対峙するのは自分自身なのですから。
その反省を活かして、浪人期は宅浪という形で1人でひたすら物理と向き合いました。その際、「言語化」をとても意識して勉強していました。物理に限らず理系科目は数式が主体だと思われがちですがそんなことはありません。高校まではどんな科目であれ、日本語で論理が展開されていきます。まずは教科書や参考書に書かれている内容を、可能な範囲でイメージを膨らませながら自分の中に落とし込んでいきます。そして、自力である程度説明できるようになってきたら、問題集で演習します。丸つけの後に自分がどこでつまづいたのかをよく認識しておきましょう。その際わざわざ長文に起こす必要はなく、箇条書きでポイントをまとめるくらいでいいです。次に、教科書や参考書に戻って、箇条書きにまとめたところを特に注意しながら読み返す、そして再び問題演習をし新たな粗を見つけ出します。この繰り返しで少しずつ穴が埋まっていき、解ける問題が増えていくと思います。そうすると自然と自信も湧いてきて勉強も楽しくなっていくと思います。
長々と述べてきましたが、要は苦手を苦手と一蹴することなく、自分がどこがダメなのかを言語化し次に活かしていくということが何よりも大事だと思います。受験勉強は果てしない旅かと思いますが、どうか思い詰めて自分を傷つけるようなことはせず、おおらかな気持ちで望んでみてください。皆さんの健闘を祈っています。がんばれ京大受験生!
やりたいこととやらないといけないことが溢れて自分のキャパを知った「ヒノ」【農学部森林科学科/3回/現役】です。
私は最後の最後までこれと言って得意な科目がありませんでした。むしろ物理、数学の確率、現代文など苦手なもののほうが多かったです。しかし最終的には、2次試験でどの教科も均等に6割以上の点を取ることができました。
苦手だと感じているものには3つの段階があると思っています。今回はそれぞれについて私の経験を少しお話しします。
① まだ履修したばかりで自分の中で理解しきれていない
これは演習が足りないだけなので、問題集や過去問を利用して演習をつめば、解けるようになります。苦手と思わず、目の前の問題に取り組んでみてください!
② 基本問題は解けるのに過去問になると解けない
京大の問題は基本がわかっていなければ難しいのは当然ですが、「その基本的な考え方をどう組み合わせるか」もまた難しいです。過去問を利用して解法の引き出しを増やしてみてください。この時私が意識していたことは、解説を読んだ場合でも計算結果が出るまでちゃんと解ききることです。この段階が1番時間がかかりましたが、根気強くあきらめないことが大切です。そこで「解ききった」という事実が本番でやりきれる力になります!
③ 解答には辿り着くが、時間がかかりすぎて点がとれない
あとは量だと思います。絶対にとれないといけない問題がとれるように、1問でも多くのパターンを解いていました。本番直前は「合格点がとれるように、とるべき問題を見極める」ために、時間を決めて取り組んでいましたが、今の時期は、時間を少し延長してでもいいから解ききることで、自信をつけていました!
苦手を全て得意にすることは難しいかもしれませんが、合格できるところまで持っていくことはできると思います。自分の状況を冷静に見極めて、焦らず頑張っていきましょう!
今回のコラムはここまで!
今回のコラムは苦手科目へのアプローチということで、3人の京大生に3通りの方法を示してもらいました。自分にとって最適の方法というのは、他人にとって最適な方法とは一致しないことが多いので、参考にしつつ自分なりの方法を探してみてください!
次回の配信は11月22日で内容は「モチベーションの上げ方」です。お楽しみに!
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